メールマガジン「ベトナム株情報」　
VOL.112
2011.1.18

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お知らせ

百万の象の国ラオスの初株取引は1からスタート！
11年1月11日、記念すべき取引第1号より一週間後の
本日、インデックスは前週比16.452％と飛躍的な伸びを
見せています。ベト株情報では引き続き最新のラオス記事を
アップしていきます。ラオス株の動向はコチラからどうぞ。

　こんなのが欲しかった！
　「個別銘柄オリジナルレポート」　

ベトナムを代表する上場不動産企業のトップで他事業の拡大にも力を注ぐ
ホアン・アイン・ザーライ株式会社 (HAG) （2010年12月23日更新)

ベトナム初の株式会社化国営企業、新港湾建設可能な財務力を持つ総合海運業者
ジェマディプト港湾海運株式会社 (GMD)

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CONTENTS

01. 2011年の相場について、合同会議談話
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
      （2011年1月10日～2011年1月16日）
       ベト株特集
03. 噂のうわさ話
   　KDC (キンド食品）

04. サイゴン・街角風景
　ボッチン(Bot Chien）

01. 2011年の相場について、合同会議談話

　証券記者クラブ、国家証券委員会及び市場関係者は14日、2011年の相場行方についての会談を行った。
17日付ダウトゥチュンコアン誌が報じた。

国家証券委員会のブー・バン会長によると

新株発行による調達資金は企業各社の事業拡大に大きく寄与しているが、今後も供給増による希薄化現象は
継続する見通しである。財政省はこのほど、証券会社の安全指数に関する通達に調印した。この通達は4月1日に
施行される予定で、施行から1年の間に証券会社各社は新基準を満たすように準備しなければならない。安全性
確保は新商品を導入するための第1歩だとされている。

株式市場で調達した資金に対する監査体制に関しては改正証券法を補足するガイダンスにて定められること
になり、施行後から上場企業各社は、投資案件の進捗、案件向けの資金構成（自己資本、借入金等）及び資金
返済計画を頻繁に公開する義務が課せられる。

また、不正な証券取引で獲得した資金の特定やそれに関する厳格な制裁に関する通達も財政省が原則承認した。
更には証券分野における違反行為に対して、刑事事件として立件することも可能になったため、財政省は警察省と
協力して調査を進めることが可能となる。

国家証券委員会のファム・ホン・ソン証券取引部長によると

国際基準に準拠した安全指数を証券会社の安全指数とする通達が打ち出されたことで、証券会社各社と管理当局は
当該会社の財務状況を把握・調整できるようになる。新商品の導入はこれを踏まえて検討していく。

同通達は2011年4月1日に施行されるが、1年の準備期間を経過した2012年4月1日から正式に発効されるため、
証券会社各社が安全指数を確保するための時間は十分にある。財務能力の低い証券会社は増資或いは業務範囲と
営業店数を減らさなければならないことになる。　

国家財政監視委員会のレー・スアン・ギア副会長によると

インフレを抑制し為替マーケットを安定化させるために、迅速に公式市場と非公式市場における為替レートの隔たりを
縮小させるべきである。必要となれば通貨ドンの追加切り下げも実施すべきで、2011年末が適切な時期だと言える。

金利に関しては、国家財政監視委員会が法定準備率の引き上げこそが金融引締政策の最も重要な手段だとみなし、
法定準備率の引き上げを管理当局に提案している。法定準備率を引き上げた場合、余剰金を保有するのは商業
銀行ではなく中央銀行となり、同行はその資金を商業銀行に自由に割り当てることが可能になるだろう。

ハノイ証券取引所のグエン・ブー・クアン・チュン副所長によると

現在のハノイ証券取引所（HNX）の上場基準は、資本金が最低100億ドン（約4000万円）であること、利益を出して
いることなど、過度にルーズと言えるため、早急に厳格化させる必要がある。資金規模や株主資本利益率（ROE）、
利益計上期間の長期化など、上場基準を厳格化させることを検討している。

02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
（2011年1月10日～2011年1月16日）

このコーナーでは、前週のベトナム株情報（www.viet-kabu.com）のアクセス数の
多かった記事を紹介いたします。

1 位 ・ベト株特集・

稀少価値の高いビナミルク、新株発行を期待
[2011/01/14 12:30 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/110113060216.html

　ドラゴンキャピタル（DC）傘下の投資ファンドはこのほど、時価より25％より高い価格で他の機関投資家に
ビナミルク(VNM)100万株を譲渡した。7日付カフェエフが報じた。

同社の2010年1株利益（EPS）は1万ドン。利益成長率や業界展望、ブランド力の高さ、必需消費財のステータス、
全国に広がる巨大且つ効率的な流通網などから、VNMは上場株の中で最も魅力的な銘柄だと言える。

VNMに対する海外投資家の物色意欲は極めて高い。株主構成は政府47.6％、海外投資家46.0％、国内投資家
6.4％となっている。政府株主は言うまでもなく資金使途の効率性がとても高いVNM株を手放すことがなく、海外投資家も
VNMを売却しようとしない。実際に取引されているのは株主構成上僅か 6.4％に相当する個人投資家の保有株である
ため、流動性は極めて低い。

VNMの株主である全ての機関投資家は、時価より25～30％高い価格でしか売却しないと言及している。しかし、
海外投資家間取引の場合でも、時価より高い価格で取引する場合は当局の許可が必要であり、非常に不便だと
嘆息している。

VNMの海外投資家保有率は・・・

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VN ダイレクト証券はおかけ様で2010年3月30日、ハノイ証券取引所（HNX）に上場いたしました。
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2 位 ・ベト株特集・
商業銀行の不良債権が増加
[2011/01/15 14:00 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/110114042749.html

　13日付カフェエフによると、ベトナム国家銀行（中央銀行）の決定第493号／2005／QD-NHNNでは、債権は
①正常先債権　②注意用先債権　③破綻懸念先債権　④実績破綻先債権　⑤破綻先債権の5つに分類されて
おり、③＋④＋⑤が不良債権と定義されている。

11月30日時点における金融業界全体の貸付金残高は前月比3.15％増の2108兆ドン（約8億4300万円）、年初
11ヶ月の月平均貸付金残高成長率は2.15％となった。

合弁銀行、国営銀行、海外銀行及びその他金融機関はいずれも11月末時点の不良債権が前月比で減少して
いるのに対し、国内商業銀行の不良債権は前月比 5.71％増の1兆1300億ドン（約45億2000万円）まで膨らんだ。
ドル高・ドン安が進行しているため、外貨建て負債を抱える債務者の資金返済は遅延する可能性が高く、銀行は
不良債権が急増する危機にさらされている。

11月末時点での不良債権（③＋④＋⑤）は前月比0.16％増の51兆0850億ドン（約2043億4000万円）で貸付金
残高全体の2.42％を占めているが、注目すべきは破綻先債権（⑤）が前月比で8.7％も急増し、不良債権の50％を
占めていることである。

これに関して専門家は、金融業界全体の不良債権比率は低い水準にあるものの、以下の点は注意が必要と述べ
ている。

1、不良債権の分類及び処理において、多くのベトナム銀行は・・・

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3 位 ・ベト株特集・
ホーチミン証取、大きく下落する可能性は低い
[2011/01/10 11:30 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/110110112614.html

　1、市場

10 日付ダウトゥチュンコアン誌によると、先週のVNインデックスは先々週より 2.80ポイント(0.58％)下落し、
481.86で取引を終えた。市場全体の売買代金は2兆7500ドン(約110億円)まで急減し、1日当たりの売買代金は
6867億ドン(約27億4700万円)だった。

海外投資家は買い越しとなり、買越額は1650億ドン(約6億6000万円) だった。市場全体に占める売買代金の
割合は先々週比 3％増の27％だった。1 日当たりの買付代金は1134億ドン(約4億5400万円)、1日当たりの売却
代金は723億ドン(約2億8900万円) だった。

2、評価

売買高と売買代金が急減した中で支援材料が打ち出されなかったため、VNインデックスはほぼ横ばい状態となった。
今後2ヶ月は消費者物価指数（CPI）が高い水準になることが多い旧正月の時期に当たる他、芳ばしい第4四半期業績を
発表する企業も限定的な見通しであるため、VNインデックスが大きく上昇することを期待することは当面難しいだろう。

3、テクニカル分析

・マネーフローインデックス(MFI)は上昇しているが、引き続き低い水準にある。
・移動平均収束拡散（MACD）が引き続き下落しており、消極的な兆しを示している。
・CCI-Equisは反発しているが、何のシグナルも発していない。
・ボリンジャーバンドが引き続き縮小していることは、VNインデックスが引き続きこう着状態になることを示している。

4、コメント

VNインデックスラインは・・・

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03. 噂のうわさ話

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？いろいろと推察しながら、
しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。

※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向
けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の過去記事をご提供いただい
たものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、おもしろい噂を組み合わせて掲載
しています。

●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。
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ベトナム現地投資家のうわさ話・KDC (キンド食品）の巻！
(2011年1月18日発行ベトナム株通信第1266号)
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■KDC (キンド食品）■？

　金融投資が総資産の30～40％も占めている。第3四半期末時点の保有上場株式の時下総額は4930億ドン
（約19億7200万円）だった。これら株式に対して1102億ドン（約4億4100万円）の金融投資引当金を計上。

会長などに対して9月末時点の前渡し金が9000億ドン（約36億円）も存在している点は大きなリスクだと言える。

2010年の税引き後利益は推定で5633億8000万ドン（約22億5400万円）。同社は株式交換によってNKD
（ノースキンド食品）及びキド株式会社を子会社化するため、1824万4743株の新株発行を完了させた。これにより、
合併の影響を考慮した1株利益（EPS）は4714ドンと算定される。

株価収益率（PER）モデルに基づいたKDCの理論株は6万0200ドンとなっている。

04.サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「ボッチン(Bot Chien）」です。

今朝は何を食べようかな～？

朝の通勤時間、路上には移動式屋台が道に
開店し数時間だけ営業します。

屋台に車がついていますね。
手でごろごろ転がして自分のバショまで運ぶのです。
あんまり遠くまで運ぶのも大変でしょうから、自宅は近所だと思われます。

この店はボッチン(Bot Chien）屋さん。
Botとは粉という意味です。
この場合は米粉のことだそうです。
Chienは揚げる、という意味ですが、天ぷらのように大量の油で揚げるだけでなく、
薄く油を引いて焼くときもこの言葉を使います。

米粉の塊を約１ｃｍ幅の棒状に切り、卵とネギを和えて油で焼きます。
そして、その店秘伝の醤油タレをつけながら頂きます。

このお店はこの他、マカロニや焼きそばも
売っています。写真はペンネですが、ベトナムではマカロニの類をＮuiといいます。
(Ｎｕｉ＝マカロニ　Ｍｉ=ラーメン、Xao=炒める、Bo=牛）

ベトナムはこうした屋台のほか店舗でも、ひとつの料理に限定した専門店が
多く、それに特化していますので失敗する確立も低いように思います。

たまに「よく営業しているな」という店もありますが・・。

（photo by babatman）

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今回は、ここまでです。

最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

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